ロッコの悪戯へ戻る

最終更新日 2009年9月
密かに野湯の趣きを残し続ける「和気湯」!であるために・・・見守り続けて記録を残します!
和気湯の由来
 霧島山麓・・・下中津川の深い山あいを流れる清流、中津川沿いに位置する。奈良時代の終わり頃、当地に流された和気清麻呂公が入浴したと伝えられ、入浴の途中座ったという巨岩「和気公腰掛け石」も残る。近くには清麻呂公を祀る「和気神社」や、新かごしま百景の「犬飼の滝」がある。
 明治維新の立役者“坂本龍馬”は幕末のころ妻おりょうと新婚旅行で訪れて入浴したと言われ、今では龍馬ファンの人気スポットの一つでもある。和気湯は自噴で昭和20年代頃までは、入浴が集落民の情報交換の場であった。集落民は入浴の代わりに、茶摘み等の手伝いをしていたという。
 昭和30年代終わり頃になると、たび重なる川の増水や氾濫で湯もしだいに湧かなくなり入浴客はなくなった。平成10年頃には、近くの妙見、安楽温泉街でボーリングが次々と始ったが、和気湯はほとんど湯が出ないという状況がしばらく続いた。その後、所有者の努力により整備を繰り返して昔の姿を取り戻すに至り、訪れる人々に好意で開放されている。
犬飼の滝 和気公腰掛け石 昭和27年頃 平成3年頃 対岸より
メモリー    時々訪れて状況を記録しています。 クリック ↓↓↓↓                             
        
効能・泉質    個人所有の自家用の野湯です。未調査のため不明。以下は私の偏見による私見です。
泉質は、炭酸水素塩泉(含土類重曹泉)で pH=6.2くらい
      泉温:39〜40℃ (自然に地下水と混ざっている)
      湯量:約80リットル/分
効能は、神経痛・リウマチ・胃腸病などに効くとも言われているが・・・
      それより、まさに自然の野湯だということが心を癒してくれる。
アクセス
鹿児島空港より車で約15分・・・・・・車にとっては細い細い行き止りの道

 
お願い!
個人所有の自家用ですので、当然のことですが脱衣所等は一切ありません。
最近、マナーをわきまえない人が多くなったらしいですが、好意による開放を続けて頂くためにも清掃や時間的なマナーには配慮したいものです。
老齢化等により、所有者の充分な管理が困難になりつつありますが、和気湯が閉鎖にならぬように皆さんで奇麗にして利用しましょう。
     
 ← コメントはこちらへ 作成者の H P ⇒  
Copyright (C) 2001  Issei Yunoki All rights reserved. 禁無断転載