◇ J1編成走行試験/全周ホロ耐久試験 ◇

【 NO号車間 】


現在、新幹線車両の中で最も車外騒音低い車両は700系である。この700系を 基礎として車外騒音の低減方法を開発。車外騒音の原因を大きく分けると集電系音と車間音に 分けられる。集電系音はかなり低減できたが、車間音は目標値に達していなかった。
集電系音は1編成で2箇所ですが、車間音は15箇所あります。そこでこの車間音を下げる具体的方法として“全周ホロ”の開発を行ってきた。既に 300Xプロジェクトなどで何種類かのものを装着し、走行試験を行っていた。これらを基に開発された全周ホロ が700系の現車走行試験等 で性能が試された。

全周ホロ耐久試験

この全周ホロに関しては、過去既にC32,C46,C55に装着し性能試験などを行った実績がある。J1編成走行試験では、15-16号車間に取り付け、 試験期間中、一部NFBを切処置とし赤テープを貼り付けた。今回のテーマは、ズバリ耐久性を確認するのが目的である。

▲ 方向幕は試運転、形式車号は329-9501と、 全周ホロに赤テープ・・・ う〜ん、まさに現車走行試験!!
この全周ホロの開発は、単に車間を平滑につなぐことだけではなく、車両が走行する時の 曲線でのかたよりなども考慮しなければならないのである。そしてその答えが、この“フレキシブルな全周ホロ”である。

▼過去に300Xに取付られた全周ホロ

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