列車の走行写真を撮る上で１発切りはシャッターチャンスの訓練の基本になる。同じフレーミングで置きピンした場所にやってくる 新幹線電車を何回も撮るのです。そうすることによってシャッターを切る時の自分のクセが判ります。反射神経を鍛えるのにも役立ち、 一石二鳥です。但し、シャッターチャンスを意識し過ぎて、思わず指先に力が入ると手ぶれの原因となるので、静かに素早く切ることを 心掛けるといいでしょう。シャッターボタンに軽く指先をのせ優しく滑らせるように切るのです。そしてこの動作を意識的に早くできる ようにするのです。まずは自分のカメラのシャッターストロークー・・・シャッターを押し始めてから切れるまでのシャッターボタンの 遊びを体で覚えておくことが大切です。
そこでまず。オーソドックスな７：３のアングルを下の池のお立ち台で実写訓練してみるのです。次に浮島で真横に捕らえる訓練を やってみます。別に富士山が見えなくともいい訳ですから、真横での１発切りがきっちりできるかどうかの１点です。更には富士川や 相模川などのトラス橋で“トラス抜き”での訓練です。これができればトップクラスのレベルです。これらの詳細については、次ページ からの各レンズ編で解説しています。