運命の日がとうとうやって来た。T2亡き後、 ０系タイプの電気軌道総合試験車としてファンの注目の的であったT3は、その役目を終え、暫くは予備車として博総で待機していた。また、この間 定期的に行われる測定機器検査のため東二両への回送も数回あり、ファンを楽しませてくれた。しかし、東海道新幹線の新ATC化に伴いその生涯に、 終止符を打つことを余儀なくされた。そのため西は後継のT5を新製し、T4の第２全検に合わせて本年９月よりT5が電気軌道設備測定を開始した。 そしてT4の全検が終了した段階で、T3はお役御免となった のでした。