diary 5/16-5/31

6/1-30のdiary
6/16-30のdiary

 
2001年5月31日

 サッカーのコンフェデレーションカップ、日本代表vsカナダ戦を見ていると、今読んでいるサトクリフの「アーサー王と円卓の騎士」の一騎打ちの場面と重なって見える。決められた合図で戦いを始め、どちらかが負けを認めることで戦いが終わる。ルールに従う伝統がはるかな昔から続いていることを思う。


2001年5月30日

 自由ヶ丘の「わちふぃーるど」の中は、大好きなダヤンでいっぱい。「かわいい!」「ほしい!」と心の中で絶叫しながら一回りしていると、壁にダヤンの版画があった。しばし、目はクギづけになるが、「8万5千円」という値札に、静かにその場を立ち去った。


2001年5月29日

 遅れに遅れた書評「黄金の羅針盤」をやっとアップした。あまりにも気持ちが入りすぎると、かえって書けなくなるものらしい。今回のは、書評というには冷静さに欠けるかもしれない。


2001年5月28日

 ブティックでアオザイ風ブラウスを見かけて、ずっと気になっている。買ったわけでもないのに、何と組み合わせようかなどと考えて楽しんでいる。


2001年5月27日

 昨日書き忘れた話。早稲田の路上でVシネマの撮影に遭遇した。主演男優の石橋某氏は名前を聞いたことがあるが、見覚えのない人。でも、全身からパワーを発散していたから、あの人が役者だとすぐ分かった。いつも見られる人であろうとする意思が、オーラの源なのだろう。


2001年5月26日

 コンビニのレジの女の子があんまり小さくて色が白いので、季節はずれの雪ん子のようだった。


2001年5月25日(金)

 ミントと同じ植木鉢に同居しているために、圧迫されて風前の灯のローズマリーを救出するため、思い切ってミントを刈り込んだ。ポプリにできるかと刈り込んだミントを窓際に吊るしてみたが、折りしも梅雨に入ったような湿っぽい天気。結果は、あまり期待できないかもしれない。


2001年5月24日

 昼下がりの千歳船橋駅前で一休みしたくなったけれど、マクドナルドは高校生でいっぱい。というより、高校生しかいなかった。とても入れず、裏通りの小さなコーヒーショップへ。このあたりでは、ルーズソックスはまだ健在らしい。


2001年5月23日
 どんなに熟睡していても、誰かが帰宅した音がすると、跳ね起きて走り寄るから、犬は寝起きがよいのだろう。その点は、とてもうらやましい。でも、その時に私の体を踏みつけていくのは、いかがなものかと思う。


 2001年5月22日
 このごろ、友人たちがふとした瞬間にとても大事なことを話してくれることがある。それは、ほんの数駅電車に乗り合わる間や、喫茶店でお茶を飲む数十分の間のことで、私はただ、聴いて受け止めることしかできずに終わる。
 ほかの人に話せることではないので、自分の中に大切に持っている。でも、「ああいう受け方でよかったのだろうか」と誰かに確かめたい気持ちが残る。「黄金の羅針盤」を読んでいるので、パンタライオン(注)と語り合えたらどんなにいいだろうと思う。
(注)パンタライオンは、「黄金の羅針盤」の主人公ライラ    のダイモン(守護精霊)
   次の書評で取り上げるので、説明はその中で。


 2001年5月21日
 歩いていたら、塀の上の猫と目があった。黒いつやつやした毛皮と金色の眼で、ブルーの玉のついたブルーの首輪をはめていた。警戒していないようだったので、手を出したら、指を舐めてくれた。そして、そばに飛び降りてきたから、遊んでくれるのかと思ったら、すたすた行ってしまった。やっぱり猫って魅力的だ。


 2001年5月20日
 今読んでいる「黄金の羅針盤」の書評を書いたら、次はサトクリフの「アーサー王と円卓の騎士」で、そうすると7月12日に出るハリー・ポッター第3作にちょうどいいタイミングと目論んでいたら、大変なことを発見した。第4回で取り上げた「ネシャン・サーガ ヨナタンと伝説の杖」の続編が6月に出るらしい。しかも、夏には第3回の「ローワンと魔法の地図」の続編も。しばらく、ファンタジー文学づけの日々になりそうだ。これが、本当のうれしい悲鳴というものか。


 2001年5月19日
 江戸川橋の商店街の入り口に、子育て地蔵があった。左手で子供を抱いているお地蔵さんで、線香や絵馬がたくさん供えられていたから、今でも信心する人が多いのだろう。絵馬に「おばあちゃんの病気が治りますように」というのがあったけれど、管轄外のお願いでも聞いてくれるのだろうか?


 2001年5月18日
 あれこれ試行錯誤の末、アップロードしたページについに画像を表示できた。聞く人もいなくて手探りだったから、ずいぶん余計に時間を使って寝不足になったけれど、それだけに満足感は大きい。


 2001年5月17日
 京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を読んだ。その後で、9月に出産を控えた知人にばったり会ったら、思わずお腹に視線が行ってしまった。


 2001年5月16日
 雨の中、茗荷谷をぶらぶら歩いていたら、滝沢馬琴の墓のある寺を見つけた。有名な戯作者も、今は拓殖大学の学生の声を聞きながら、ヤングアダルト小説でも書いているのだろうか? 考えてみれば、「八犬伝」も壮大なファンタジーかもしれない。


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