1  P r o l o g u e

私が初めてJ1と出会ったのは・・・そう、忘れもしない1993年3月末の日曜の朝のことでした。

J1に魅せられて・・・

■ J1との出会い!


のぞみが延びて日本が縮む!”のキャッチフレーズで、のぞみは平成3年3月18日より東京〜博多間を 1時間ヘッドでの運行を始めました。そんなある日曜日、早朝の小田原駅で301Aと1Aの通過をビデオ撮影しようと待ち構えていました。

6:29
  ズーミングしたファインダーに酒匂川Bの奥方から前照灯の光が見え る。すると、すぐに勾配を駆け上がってくる301Aが迫って来た!・・・
「えっ!?なんか違うぞっ・・・?」

6:30
  ターニングしたHR-S505は、小峰Tか ら早川Bを左に弧を描いて消えてゆくまでを捉えた。 「こいつがJ1だ!」この僅か1分足らずの時間が恰もスローVTRを見ているようだった。

この時受けた衝撃はまさに 「パールホワイトの閃光!」 でした。これが、 J1との初めての出会いでした。それからです、J1の魅力に翻弄されてしまったのは・・・


J1スライドショー

■ J1は後ろからやって来る・・・

J1と初めて出会ってから、その魅力に翻弄されしまった私は、再会のチャンスを窺った。 ある時は、丸一日待ち惚け・・・またある時は、 カメラを構えている逆方向からやって来るのです。
今日もまた後ろから来ました。しかし、何十回か空振りを重ねているうちに 、幾つかのパターンがあることに気がついたのです。

■ J1の運用をつかめ!


************  シヤリョウ タイハク モニタ  11/24  6:00  ************

 
オサ1  J01  1637A - 1232A - 731A2- 764A2- 261A - 1674A


******************  シヤリョウ タイハク モニタ オワリ  ******************

いつも後ろから来るJ1を捕らえるにはどうするか?私はこの一点に集中した。まず運用を把握することだ。とはいっても簡単に解かる シロモノではない。“ロケハンはまず、歩くことから”という。その言葉どおり私は色々な場所を歩き、J1 を撮るために日々努力を重ねました。ゼロからスタートした私は現在に至るまでかなりの年数を費やしました。しかし、これは決して無駄 な時間ではありませんでした。まず色々な方々と知り合いになれたことが今の私にとっての何よりの財産です。 やはり現場の空気に触れることこそが、本当の意味でのマニアのありかたではないでしょうか・・・  

〜 @J1 〜

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